一番古いお酒
ワインの歴史は古く、人類が初めて口にしたお酒がワインだとも言われています。それが紀元前4000年から5000年頃のことで、古代バビロニアの「ギルガメシュ叙事詩」に出てきています。バビロニアの王が船大工たちに赤や白のワインを振舞ったという記載があり、現存する文献の中では一番古い記載なので、ここからワインの歴史が始まったと考えて良いでしょう。
ワインの故郷
ワインの故郷はフランスでもイタリアでもなくコーカサス地方だと言われています。ここは黒海とカスピ海に挟まれたエリアで、今はグルジアやシリアといった国々があります。アレキサンダー大王の遠征やキリスト教の布教活動によってヨーロッパ各地や全国へと広まっていきました。コーカサス地方はブドウ発祥の地とも言われており、ここからメソポタミアで栽培されるようになりました。温暖な気候とある程度乾燥した地形が栽培に適していたのでしょう。
キリスト教との関わり
キリスト教が世界中で布教活動をしたのをきっかけにワインも世界中へと広まっていきます。当時は水道設備が乏しく、飲料水確保も難しかったので、ワインを水代わりに飲んでいたということです。キリスト教との関連ですが、キリストがワインを「自分の血である」と喩えたことから、ワインを大事にするようになり、醸造にも携わるようになったのです。ワインのブランド名も修道士の名前が付けられているものもあります。